セブン＆アイの電子マネー「ｎａｎａｃｏ」サービス開始

セブン＆アイ・ホールディングスは23日、流通業では初の独自電子マネー「ｎａｎａｃｏ（ナナコ）」を発行、運用を開始した。東京・千代田の本社1階にあるセブンイレブン店舗前ではセブン＆アイの鈴木敏文会長、電子マネーの発行主体となるアイワイ・カード・サービスの山本俊介社長ら新サービスのスタートを宣言した。27日にはイオンも自前の電子マネー「ＷＡＯＮ（ワオン）」を発行する予定で、電子マネーの顧客獲得競争が一段と激しくなりそうだ。

　式典で村田紀敏セブン＆アイ社長は「（他の企業との）ポイント連携を強化し、セブン銀行のＡＴＭでもチャージ（入金）できるようにする。流通業界にとって最強のカードにしたい」と意気込みを語った。

　事前入金式のナナコはカード型、携帯電話対応型の2種類があり、レジの読み取り部分にかざして精算する。入金上限は3万円未満。100円に付き1ポイントを付与、1ポイントは1円に換算する。セブンイレブン店頭やインターネットで申し込む。発行手数料は300円（携帯対応型は無料）。

【日本経済新聞より】

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ナナコ